二千円札と同じ頻度で会う貴重な友人

昨年の暮れは、
リアルタイムでは見れなかったけど、令和ロマンがM1を制した。
地元が埼玉の僕には関係ないけど、新幹線が全席指定席になった。
紅白を見ていたら、三山ひろしのけん玉チャレンジが惜しくも失敗した。
そして年が明けた。

あけましておめでとうございます。

その間にもコロナ禍で会えなかった人たちにたくさん会うことができた。
中には、遠い昔に見た二千円札くらい貴重な再会を果たした友人もいた。
昔ヤンキーだったヤツ。
めちゃくちゃ出世したヤツ。
マッチングアプリが未だに怖いという独身のヤツ。
40過ぎた中年男性が集まると、話すことといえば大概思い出話だ。
思い出話をするのは老けた証拠だと言う人もいるだろう。
確かに話している内容は中年の昔話だったかもしれない。
ただ僕の目の前で話す人たちは、今もそれぞれが独特の色を出しているおっさんたちだったと思う。

年が明けた。
年が明けただけなのに、それっぽい抱負を掲げただけで何故かそれをもう成し遂げた気になっている自分がいる。
ふと我にかえり、そう思えてしまう自分に対して「人はそう簡単には変われないのかもしれないな。」とも思ってしまう。
何かを変えるにはそれなりのリスクと代償が必要である。それを払わずして「やる」と言うのは覚悟が足りなさすぎる。
まぁともあれ、そんな葛藤を抱えながらでも人は変わらなくてはいけないものかもしれない。
けど、変わらなくていいものもきっとある。

「不易流行」という言葉がある。
意味としては、
-いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。
-また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。
というありがたい言葉だが、僕が年末年始に会った人たちは、まさしくこの言葉の体現なのではなかったかしら。
年齢とか立場とか色んな要因もあるかもしれないが、変わってないけど確実に変わっていた。と思う。

だからどうこうという話でもないのだが、
それを気づかせてくれただけでも、人の縁というものは、やはり何にも代え難い。
そんな人たちにこれからも出会っていくためにはやっぱり健康でいることが一番だと思った。

今年の抱負は、「健康第一」これに尽きる。

昨晩、娘に早朝ランニングに誘われた。
「お父さん足痛いから今度にするよ。」

人はそう簡単に変われないのかもしれない。

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