行きつけはチェーン店

よく行くお店、つまり行きつけの店はチェーン店が多い。
うまい!やすい!はやい!の3拍子揃うし、一見だからと
ぞんざいに扱われることもない。店の雰囲気にやられて変に
うき足立って振る舞ってしまうこともない。ただ僕の中で、
行きつけはチェーン店です。というのがどうも恥ずかしい。
つきあいの浅い人とは中々一緒に入りづらい。
てまえ味噌だが、もういい大人だし。
「らしさ」みたいなものを出したい時だってある。
つまるところ、僕にとってチェーン店とは何なのか。
しっかりと考えたことはなかったが、
やはりこの際はっきりさせないと
いきつけのチェーン店にも申し訳ない。

話は少し変わるが、僕は昔からマイノリティに憧れている部分がある。
左利きの人が羨ましかったし、自分の血液型が判明するまではAB型であって欲しいと思っていた。
サブカルを追いかけた時期もあったし、VHSよりβ、ガンダムよりマクロス派ですっていう人がかっこいいと思っていた。
そういう時の自分にはきっと「みんなと同じもの」に対しての抗いがあったのだと思う。
それは思春期の男子にありがちな、中二病的な考えなのかもしれない。

そんな僕だからきっと、「みんなと同じもの」に対する中二病的な恥ずかしさ抱くのかもしれない。
そういう意味では、チェーン店って中年に青春時代の「青っぽさ」を感じさせてくれる店であるとも言える。
なんて素晴らしいんだろう。

でもやっぱ、大切な人と行く時は個人経営の店がいいな。
大人になるって行きつけの個人経営の店を作ることでもあるんだな。

今日は何を食べよう。

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